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アメリカ合衆国税関および国境警備局とのやり取りについての、知って得するノウハウをご紹介します。

Saturday September 24, 2016
Patrulla de Aduanas y Protección Fronteriza de los Estados Unidos

ここ数年で、コロラド州は、嗜好品としての合法大麻(マリファナ)が楽しめる“時代の最前線”として注目を集めてきました。大麻ファンにとってだけではなく、地球上で他に存在しない個性溢れる体験に興味のある旅行者にとっても、魅力的な場所だと言えるでしょう。ここを訪れる人のほとんどがアメリカ国内からの旅行者ですが、それでも、世界各国からの来訪者が増加傾向にあることは事実です。この素晴らしき国アメリカへの入国、そしてここからの出国を楽々にこなすためのポイントをご覧下さい。

アメリカ合衆国への入国

アメリカの地に降り立ったら、まず税関を通過する必要があります。ここでは、滞在期間と来訪の目的が尋ねられます。持ち込もうとしている荷物についての申告もここで扱われます。これらの質問は、あなたがアメリカ合衆国に入国するのにふさわしい人物であるかを吟味するためのものです。コロラド州では、大麻の嗜好品としての使用は合法ですが、連邦法の観点から見ると、これは規制物質のスケジュールIに該当します。

入国者管理官に対して、予め、大麻を使用することをほのめかす証言をすることで、これが原因で入国不適切とみなされる可能性があります。大麻使用のために渡米したと伝えるのは、得策とは言えないでしょう。

さらにもう一点、検討しなければならないことがあります。それは、宿泊予定地の証明です。「大麻OK」のホテル探しを行なう際には、旅行代理店担当者に、“大麻と関係していることを示唆しない”よう配慮が施された宿泊証明書を用意するように伝えて下さい。もちろん、私どもは「大麻OKの宿泊場所」であることには触れない形で、書類をご用意させて頂きます。

入国管理局は合法的に、あなたの携帯電話やパソコンの中身を調べる権限を持っています。誤解を招きそうな写真は削除し、携帯電話にはパスワードによるロックを施しましょう。誰もが閲覧できるSNSでの投稿を行なうのも避けた方がいいでしょう。

 

アメリカ合衆国滞在時の注意点

常にパスポートは携帯するようにして下さい。ディスペンサリー(大麻を販売する場所)に入店し、大麻を購入するには、有効な身分証明書が必要となります。アメリカ国籍を持っていない人であれば、必ずパスポートを携帯することをお勧めします。ただ、過度な心配はご無用です。ディスペンサリーでは、購入者の情報を記録・保管することはありません。ただ、購入前にその人物の適正を調べるだけなのです。(MED:Marijuana Enforcement Divisionにより特定の政府発行の身分証明書のみを受け付けるよう規定がなされています)購入者が海外からの旅行者である場合には、単純にパスポートが身分証明書として機能します。

結局、正直になることが最善策でしょ…?

答えは「いいえ」です。正確には状況にもよりますが。この例について言えば「いいえ」となるでしょう。入国管理局職員には、ある程度の裁量が認められていますが…それでも、あなたが入国不可の項目に該当してしまったら、その先には、非常に長く、困難で、そして値の張るプロセスが待ち受けています。静かに、また、丁寧かつカジュアルに接し、必要以上の情報は提供しないようにして下さい。注意深く、聞かれた内容にだけ応答しましょう。決して、今まで、大麻を利用したことや、それに関わったことがあるという言及は行なわないで下さい。それを使用した状況とは一切関係ありません。

たとえ、それが合法に使用された場合だとしても、それに触れるべきではありません。連邦法と州法の間に矛盾が生じていることは事実ですが、過去に大麻を使用した経歴のある人物に対する入国許可は、アメリカ合衆国税関・国境警備局が、意図的に規制物質への関与を見過ごす行為だとみなされてしまうのです。

 

まとめ

現行の方針には異論がありますが、それでも、入国関連の法律の改正には驚く程の時間がかかるものです。

カナダはアメリカ合衆国に対し、入国基準を見直すように働きかけています。 というのも嗜好品としての大麻がカナダ全体で合法化されようとしているからです。アメリカ合衆国の法律見直しが急いで進められてはいますが、まずは個人が意識して問題を未然に回避するのが得策でしょう。

 

 

 

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